講師プロフィール



五十嵐 晶子(いがらし まさこ)
私がバイオリン始めたのは3歳頃です。両親は音楽に無縁で、近所にバイオリンの先生が引っ越していらしたのをきっかけに最初に姉が習っていました。
幼児期の記憶は無く両親の聞くところによりますと、バイオリン教室のクリスマス会に姉が参加し姉の分のケーキが出たそうです。バイオリンを習ったら食べられると思い、ケーキが食べたくてバイオリンを始めるという食いしん坊な子でした。
小学生時代はジュニアオーケストラへ参加し、みんなとアンサンブルで1つの音楽を作る楽しさに触れました。
私がバイオリンをもっと上手に弾きたいな、深く追求したいな、
と思うようになったのは物心がついた頃、ヴァイオリンの先生から何かの機会にレコードをプレゼントしていただいた時でした。
ピンカス・ズーカーマンのシベリウスのヴァイオリンコンチェルト。
冒頭のオーケストラの音色の美しい事!極寒のロシアの雪の降りそそぐ深々とした様子が想像出来、ヴァイオリンソロの力強く且つ優美で冷たい音色に魅せられ、音楽でここまで表現出来るとは、なんて素晴らしいのだろう。私もコンチェルトが弾けるようになりたい!と思ったことからです。
私がそう思い本格的にバイオリンを習い始めるには年齢的に遅い方でした。
高校・大学では試験の為に練習をする事や、人と比べてしまう事に楽しさを見出せず自分の中で空回りしていた時期でした。
大学を卒業する年から地元桐生でバイオリンを教えて欲しいというお話があり指導を始めました。それにより自分自身の成長を実感し、バイオリンを教える事の楽しさや奥深さに気づきました。
自分は不器用で本格的に習い始めるのも遅かったので、人一倍習得には苦労しました。
なかなか弾けるようにならないのは何か原因があります。遅くから習得したお陰でそこを紐解くヒントを得て、指導にとても役立てられています。
私が指導していて大切にしている事は、バイオリンが弾けるようになることを通して音楽的なことはもちろんですが、自ら目の前の物事に対し考え自分なりの答えをみつけたり、それに向けて努力するようになってもらうことです。その一助になれましたら、この上なく嬉しいです。
これからも生徒さん一人ひとりの個性に寄り添い、音楽の楽しさを一緒に見つけて行きたいと思っています。





武蔵野音大附属高校、同武蔵野音楽大学器楽学科ヴァイオリン専攻卒業。
ヴィクトリアにてJISA国際音楽祭に参加、マスタークラス受講。教諭免許第一種(音楽)中学・高校取得。
これまでにヴァイオリンを紋谷貞子、故岩崎洋三、故山岡耕筰、萩原耕介、村上和邦、ロバート・ダヴィドビッチに室内楽を勝田聡一氏に師事。
卒業後群馬桐生自宅レッスンを拠点に、県内各地の音楽教室にて指導する傍ら、冠稲荷神社ティアラグリーンパレス、高崎ジョージアンハウス、太田マリエールなど結婚式場にてブライダル演奏、熱海後楽園ホテル等ホテルロビーにてのウェルカム演奏、桐生あーとほーる鉾座にて地域おこしの一環とし、演奏依頼を受け2000年こけら落としより15年余り室内楽演奏会シリーズ主幹を務める。
おおた芸術学校にてヴァイオリン講師指導、おおたアカデミーオーケストラにて移動音楽教室演奏など群馬で20年ほど音楽活動を行い、2016年より都内練馬教室開講、2023年より群馬駒形教室開講。母校武蔵野音楽大学にてヴァイオリン・音楽指導者向け講座受講。